NHKの7時のニュース。
自殺した近畿財務局職員の方の遺書の内容が報じられた。
「勝手にやったのではなく、財務省の指示があった」
「決裁文書の調書の部分が詳しすぎると言われ、
上司に書き直しさせられた」
「このままでは自分1人の責任にされてしまう、冷たい」
そして、交渉記録は廃棄したという数々の国会答弁に、
「資料は残しているはずで、ないことはありえない」
などと数枚に渡って書かれていたのだそうだ。
もうひとつ、驚いたニュースは、文部科学省。
先月、愛知県内の公立中学校で、前川喜平前次官を講師に
招き、近隣住民や保護者も参加して、不登校や夜間中学を
テーマにした授業が行われたそうなのだが、
文部科学省が、この中学校に対して、教育委員会を通じて
質問メールを送り付け、
「天下り問題で辞任」「出会い系バー通い」などの経緯の
ある人物を道徳教育の場である中学校になぜ招いたのか
その経緯を具体的に答えよ、授業内容の録音をよこせ、
など15項目に渡って問いただしたのだそうだ。
国が直接、学校の授業にいちゃもんをつけて、
録音をよこせと検閲みたいなことを言うなんて、
あっていいことなの?
しかも辞めて民間人となった前川さんの名誉を、読売新聞
みたいな言いがかりで傷つけて中学校を脅して。
授業の参加者によると、夜間中学の必要性について熱弁
されていて勉強になった、政治的な話などはなかったと
いうことだ。そりゃ、あの前川さんの人柄ならそうだろう
なあと思う。
この暴走は異常だよ、異常!
そしてずっと官邸を忖度してきたNHKのニュースが、
いよいよ変わったのだなと思った。